漢方で腰は「腎の府(ふ=集まるところ)」といわれているんです。

    腰と腎は密接な関係にあり、

    腰痛は水分代謝や血流の悪化、湿気なども影響します。

    原因は様々ですが、大きく急性と慢性に分けて考えることができます。

 

    ◇急性の腰痛◇

 

    日トレスなどが蓄積したところに、外因が加わって発症することが多いのが急性の腰痛。

    急に身体を動かす、重いものを持ち上げた時に起こる「ぎっくり腰」が典型的な急性の腰痛です。

    症状は突然起こる急性ですが、過労や虚弱体質・老化・睡眠不足やストレスが根本的な要因で、

    そこに筋肉が緊張して硬くなったり、ねじってしまったりして、気血の通りが悪くなって腰痛を

    引き起こします。

 

まずは安静。痛い部分に負担をかけないようにしましょう。

そしてできるだけ負担の少ない形で病院で診てもらいましょう。

2〜3週間で安静にしていれば治りますが、筋肉や骨に栄養を与えて

水分代謝をよくする八味地黄丸(はちみじおうがん)、体を温めて

血行を良くする生薬や、余分な水分を排出する生薬が良いでしょう。

 

 


◇慢性の腰痛◇

 

腰の許容範囲を超えて負荷がかかる。重いものを運ぶ仕事をずっとしている・

無理な姿勢で作業をするなど、身体に大きな負荷がかかる、または老化で

衰えてきたなど、腰痛の原因になります。

また、胃腸の調子が悪い、胃腸の機能が低下し、消化吸収力が落ちる水分代謝に

影響がでて、腰痛になることもあります。

働きすぎなどで腎機能の低下がみられ、カラダに冷えを生じることによっても起こります。

梅雨時や台風、低気圧が近づくと腰が痛くなったり気圧や湿気等も要因の1つです。

 

 

動き過ぎや働き過ぎに注意をして、ゆっくりと休むのがいちばん。

下肢のむくみや冷え、カラダが重だるいなどには、◯◯◯◯・◯◯◯◯・◯◯◯◯

・◯◯◯◯などの生薬がいいでしょう。

疲れた時に悪化しやすい腎機能の低下からくる鈍痛の腰痛には◯◯◯◯・◯◯◯◯を

おススメします。

   

 



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漢方では頭や脳のことを「清陽(せいよう)の府」と呼んでいます。

「清陽」とは、脳を働かせるに欠かせないエネルギーや栄養物質を意味しています。

ところが何かが原因になり、この清陽が頭に到達できなくなってしまうことで

頭痛が起こると考えられています。

 

◇頭痛の原因/清陽に影響を与えるもの◇

 

①ストレス

  ストレスは自律神経をつかさどっている肝(かん)に影響を与えます。

  肝の働きが低下すると、自律神経が乱れて脳血管運動が異常を起こして頭痛が発生します。

②冷え

  冷えを感じると血管が収縮するのと同じように、清陽も冷えから影響を受けて

  頭痛が起こることがあります。

③水分代謝の代謝異常

  水分を摂りすぎることによって、体内の水分が停滞すると、水分だけでなく

  清陽のエネルギーも停滞を起こし、その反応として頭痛が起こります。

 

 

 

◇ 偏頭痛 ◇

偏頭痛はズキズキとした痛み、「片側が痛む」というところから

名前がついていると言われますが、両側が痛むものも4割程あるようです。

血管が脈打つようにズキズキと痛むというのは約半数。

 

◇ 緊張性頭痛 ◇

緊張型頭痛とは、頭全体がギューっと締めつけられているように痛む頭痛。

生涯で8割の人が経験すると言われています。

直接の原因は首から肩、背中、頭の筋肉の緊張です。

筋肉の緊張により、筋肉内の血流が悪くなります。

 

◇ 群発頭痛 ◇

群発頭痛は男性に多く、激しい痛みのためじっとしていられない、

そして必ず片側だけが痛むというのが特徴。

 

 


 

慢性頭痛や偏頭痛に効く顔のツボ

顔の周りには、緊張型頭痛、片頭痛の痛みを和らげるツボがたくさんあります。

そしてこのツボは、頭痛だけではなくて目の疲れにも効果があります。

 

ツボを押すときは、指の腹を使ってやさしく押しましょう。

 


 

 

  偏頭痛の場合は冷やす

 

 *頭をギューっと締め付けるような緊張型頭痛のときは、冷やすのは禁物。

  どのタイプの頭痛かを判断した上で、冷やしましょう。

 

痛みがある場所を氷を含んだタオルで冷やします。

偏頭痛の場合、膨張した血管を冷やすことで収縮させることで、痛みが和らぎます。

また、冷やすことで脳に痛みを伝達する働きが鈍くなるので、痛みを感じにくくなります。

 

 

 頭痛に効く漢方薬

 

漢方薬は痛みの症状だけでなく、その方の体質や体力などを総合的に考えて処方されます。

 

◇それぞれの頭痛に効くと言われている漢方薬

・偏頭痛…呉茱萸湯(ごしゅゆとう)、五苓散(ごれいさん)

・緊張型頭痛…葛根湯(かっこんとう)、五苓散(ごれいさん)

・慢性型頭痛…呉茱萸湯(ごしゅゆとう)、桂枝人参湯(けいしにんじんとう)、釣藤散(ちょうとうさん)、葛根湯(かっこんとう)、五苓散(ごれいさん)

 


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 肩こりは、長時間同じ姿勢でいたり、ストレスを感じたりすることで、

肩の血のめぐりが悪くなるために起こる症状です。

梅雨の湿気や底冷えする冬の寒さなど、日本ならではの気候・風土も、

肩こりに大きく影響しています。

 

◇ 肩こりの原因 ◇

頭の重さは体重の10%って言われています。そんな重さを支えているのが首・肩。

実際には肩にはスゴイ加重がかかっています。

また肩には首にかけて、脳に血をたくさん運ぶための大きな血管が通っています。

同じ姿勢、目の疲れ、ストレス、運動不足などにより、筋肉が緊張・疲労すると、

血管が圧迫され、血流が悪化しやすい場所。

それが肩こりの多くの原因だと言われています。

 

◆肩こりの解消法

 

◇ お風呂で身体を温める

肩こりの原因の一つは血液の循環の悪さ。

解消するためにはお風呂がとっても効果的です。

身体を温めることで血流がよくなり肩こりがラクになります。

お風呂の中で、軽めのマッサージも効果的です。

 

◇ 姿勢を正しくする

姿勢と肩こりは切っても切れない関係。

背中を丸めている姿勢だと、血流も悪くなります。

実際に姿勢を正しくする事で、肩こりが解消したという方も少なくありません。

 

◇ 食事に気をつける

食事から摂取する栄養素も、大切な要素の1つ。

食事を改善する事で、体全体の血管や血流の流れを良くする事ができ、

結果的に肩こりも改善されるというわけです。

食事だけで改善が難しい場合は、漢方などで改善をする事もできます。

 


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